既製品引き戸のVレールがすり減ったのでDIYで交換
部屋への出入り口で、一番使用頻度が多い引き戸に黒いカスが溜まります。最初は汚れかなと思っていましたが、引き戸のレールと戸車がすり減ったようです。
おそらく調整戸車の減りによって、カスがレールに溜まり無理やり開け締めしていた事でレールも減ってしまった様です。ちなみに戸車はモノタロウで購入し簡単に交換できました。
引き戸を上に持ち上げて、下側を自分の方へずらして外し、ドライバーで固定ネジを外すだけで簡単に交換出来ました。微妙に寸法が違いましたが同じ規格の物が装着されていました。
多くの既製品引き戸(YKKやリクシル、永大産業等のメーカー)は同様の物が使われていますが、一度外して寸法やテールのタイプを確認してから注文しましょう。
レールと戸車がVレール用とYレール用が間違いやすいので注意して購入しましょう。
調整戸車の交換は木ねじで固定されているだけなので、気合と腕力とドライバーだけで交換できましたが、問題はレールの交換です。
レールの外し方が分からなかったので、戸車のみを交換ししばらくすり減ったレールのまま使用していましたが、どうも気になる・・・。
アルミ製Vレールの交換に挑戦
Vレールの交換はレールを外し新しいレールの注文する事から始めます。
レールの幅は12ミリで色はブロンス。
外せばなんとかなると思い、最初にレールを注文しました。我が家のアルミ製Vレールは大規模ホームセンターで販売している通常タイプと思い込み7~800円程度で購入しました。
外してビックリ。12✕12ミリじゃない(笑)
12✕7ミリ?の薄型レールでした。
当然、購入したレールは無駄
そこで引き戸メーカーのHPを確認したところレールはすでに製造中止。(ちなみに東洋プライウッドは吸収合併?→現在:住友林業クレスト㈱です。)
検索し探したところ楽天市場に似たような物があったので、一か八か注文。(長尺品なので送料が高かった。)
断面は微妙に違いますが・・・。
左が既存のVレール断面、右側は溝がゆるい。意匠権逃れなのだろうか?まあどうでもいい事だ。
Vレールの外し方
基本的にレールは単に嵌っているだけで特に固定されていない様だが、万が一を考え新しいレールが合わない最悪の事態に陥る事を想定し、現在のレールを壊さないで外したい。
そこで編み出したのが、車のワイパーの骨?をレールの端に差し込んで引き抜く方法です。
これまで何本も捨てていたあのステンレス骨が役に立ちました。
←ワイパーの骨です。
端に差し込んで、ひねりながら抜くだけで簡単にレールが外れました。
この写真はレール交換後に撮影しましたので右が新しいレール、左が既存のレール
写真の通りレールの端に差し込み引き抜く。
かなり減ってますね(笑)
アルミVレールの切断
既存のレールを外し、交換レールの切断を行います。
新しいレールと古いレールを持ち大雑把な長さの部分にマスキングテープを巻きます。巻くことで印を付けやすく、切断する際に楽に出来ます。特にブロンズ色なので黒い鉛筆等では見えにくく、間違う恐れがあります。カットに自身のない方は特にテープを巻いてからの作業の方が良いでしょう。
自宅にあった使い古しの切れない金ノコで切断しました。
3方に切れ目を入れ、折る感じでも大丈夫です。
断面はヤスリで整える。(手作業で最後まで切るのは大変(笑))
切断したレールは端から順にはめ込み、樹脂ハンマーで押し込む要領。(樹脂ハンマーはダイソー製を使用。)
新旧のレール寸法(旧レールは12✕6)を比較すると幅は同じですが、新しいレールの方が12✕7で1ミリ程度大きい様でしたが、嵌めたところ全く問題有りませんでした。
戸の動きも問題なく快適な戸が復活です。
交換の様子を動画でも見れます。↓