長靴を修理する価値はある?
日常的に仕事で長靴を履く方、キャンプ、バードウォッチング趣味で長靴を履く方は、長靴によく穴が開く事が多いと思いませんか?
おそらくですが、長靴の耐久性を高めて、多少値段が高くなっても長靴メーカーは儲からないって事なんでしょう。テフロンのフライパンと同じように毎年表面が劣化し、頻繁に購入してもらうように、あえて品質を落としている感じがします。
普段仕事で使う長靴は数万円の高級長靴はちょっと買えないので、2,500~5,000円ぐらいの安価な長靴を毎年何足か購入しています。
ミツウマはちょっとしたブランドです。
安価に修理し家庭菜園など自宅周辺で使用する場合なら、修理する価値はあります。
そこで毎年2足以上購入する農家が長靴の修理について解説します。
そもそも長靴は修理出来るのか?
長靴の修理は出来るか、出来ないか?
出来るか出来ないかといえば出来ます。
大切に使っていた長靴が裂けた場合や、ちょうどフィットしている長靴は修理したいですよね。
昔の長靴はゴム長(ゴム長靴の略)ともいわれている物で、タイヤのチューブのような素材なので修理しやすい素材とも言えます。
最近の長靴はPVC(ポリ塩化ビニル)で経年劣化しにくい素材との事ですが、何故か毎年裂けます。(笑)
長靴を実際に修理してみた
昔から父は長靴や自転車のパンク修理を自分で行っており、自転車やバイクのタイヤチューブを切り取りパンク修理用の接着剤で修理している様子をよく見たことがあります。
現在はパンク修理用キットがダイソーで売られているので、そちらを使用し長靴を修理してみたいと思います。
ダイソーのパンク修理キット 110円
裂けた部分に付属の紙やすりで表面を荒らします。接着部分に張り付けるシールの大きさ分より大きめに。
接着材をアイスのヘラなどで塗ります。薄く広く。
接着剤が乾くまで5分程度乾かし、シールの保護紙を剥がして貼ります。
修理パッチを貼り付けたらハンマーなどで空気が入らないように全体を密着させます。
裏側に手を入れて軽く叩く方法もよいでしょう。
範囲が広い場合はずらしながら重ね張り。
本来は大き目の修理パッチ1枚で貼るほうが良い。
修理のコスパは良いのか?
今回の修理費用は110円なので当然コスパ最強ですが、修理した長靴は修理費用に見合うように使えるのか?
現在はパッチラバーと修理セットが別々に売られている様です。修理費220円だがパッチラバーは多数でお得かも。
修理後しばらく履いてみた
しばらく修理を行った長靴を履いてみましたが特に問題はありませんでした。修理した個所は通常使う分の防水性能と折り曲げに耐えられています。
しかしながら、長靴全体の素材の劣化があるので、長期間使用すると、今回修理した個所の周りが再度ヒビ割れて来ます。
長靴の素材のそのモノの劣化は捨てるしかないようです。
修理した長靴は自宅の周辺での家庭菜園などで使う分にはちょうど良い感じです。
キャンプや登山などで修理した長靴の使用は控えたほうが良いと思います。
新品の長靴でもすぐに裂ける
新品の長靴でも、工場や店頭での長期在庫の長靴は裂ける傾向です。怪しいと思ったら買わないことと、折り曲げて細かいヒビ等が無いものを購入しましょう。
足のサイズが大きかったり小さい方の靴は、特に長期在庫の可能性があります。繁盛しているお店で新製品を買うのが一番良いでしょう。
自宅で保管する際も、新聞紙などを詰めて折り曲がらないようにし、直射日光の当たらない場所で保管しましょう。保管時に折れた部分があるとそのまま切れてしまうことがあります。