まいどーノージです。
笹刈刃の目立てを紹介します。
刈払機で使用する笹刈刃の目立て
山林の刈払に使用する、笹刈刃は熊笹や小経木があって簡単に刈払出来て大変便利ですが、刃先の研磨を自分で行えない方には、以外に敷居が高いものです。
農業セミプロのノージーが、実際に笹刈刃の目立てを行う様子を動画も交えて紹介します。
笹刈刃はAmazonでも購入できますし、お近くの大きめのホームセンターや農機具店、チェンソーなどを扱う専門店などで買うことが出来ます。
今回は、230ミリのワイエム製の笹刈刃を使用しています。
今回は刈払機に装着したまま、目立てを行ってみました。
ヤスリは8Φの笹刈刃専用ヤスリ?を使用しています。
刃が大きければ大きいほど、引っ掛かりが大きくなるので、山林刈払のプロの一部の方はチェンソー用の4Φや5Φのヤスリを使用する方もいらっしゃいます。
感覚を掴むまで、8Φのヤスリで練習するのが良いでしょう。
動画のとおり片面から順に刃を押し削る感じで、結構力を入れながら研いでいきます。
裏面も同様。
丸ヤスリで両面を研磨し終えたら、平ヤスリで丸ヤスリで削り減った分を直線になるように整えます。
「へ」の字に曲がっている部分を直線になるように削ります。
直線になるように削らないで、丸ヤスリだけで研磨していると刃が草に触れにくくなります。
ノージーの場合は左右に少し斜めで削ることで、更に先を尖らせます。
あまり先端を尖らせると、切れ味が落ちるのが早くなるので、あえて鈍角に仕上げる方法の方もいます。
笹刈刃の目振り(アサリ割り)
刃の研磨の次は目振りです。刃先を左右に曲げることによって、笹刈刃の厚みよりも広い切り口を作ることが出来て、木を切り進む事が出来ます。アサリが無いと摩擦でエンジンの力をロスし、切ることが困難になります。
大工さんなどが使用する手鋸は、必ずアサリがあり少ない力で木材を切ることが出来ます。
動画は、農機具に付属されるチープな工具を使用し簡単な目振り治具を作って、目を振ります。
理想的な笹刈刃の形
とにかく慣れる事が一番ですから、気軽に削ってみてだめなら諦めて再度新しい刃を購入しましょう。新品の刃の形を維持出来るように見比べながら経験を積むとそれなりに斬れる刃が出来上がります。
これで完成です。
切れ味が悪くなったら、現場で丸ヤスリだけで研磨して使います。平ヤスリは自宅での研磨だけでも大丈夫。研磨3回に1度平ヤスリを使うペースで手入れしています。
